親愛なる誰かさんへ。

日常、雑念、世界。

書くことそして付随する悩み

私は趣味で小説を書いている。完全な趣味で、1円たりとも収入にはなっていない。それなのになぜ書くのだろうか。自分でも不思議だけれど、何を伝えたいのか、どんな人に届けたいのか、全然わからないけど、それでも描きたいのだ。

子供の頃からずっと不思議だった。そこには束ねられた紙と、インクで綴られた文字しかないはずなのに、それをたどればどこでも行ける。実在しない街にも世界にもいくらでも自由にそこにいていい。そのことが不思議でいつもワクワクした。

考えもしないのに突然アイデアが湧いてくるわけじゃないし、表現したい事はいつもレトリックの壁に阻まれて出てこないし、書いているうちに主人公たちが騒ぎ始めたりする。だからいつも計画通りにはいかない。だけど自信を持って自分が書いた作品を面白いと言える位、力をつけたいと心の底から思う。表現したい事はいつもレトリックの壁に阻まれて出てこないし、書いているうちに主人公たちが騒ぎ始めたりする。だからいつも計画通りにはいかない。だけど自信を持って自分が書いた作品を面白いと言える位、力をつけたいと心の底から思う。

先ほどあるサイトに自分の小説を投稿した。投稿した側から悔しかった、書きたいことがこんなにもうまく伝わらないなんて。

あんなに時間をかけて考えたのに、こんなに薄いものしか書けないのか。悔しい、悔しくてたまらない。

ものすごい作品を若いうちに描いて、世に出せる人もいる。残念ながら今のところ自分がそんなレベルに達するまではほど遠いだろう。

それでも書かなければ、上達しないし、書かなければ世界は生まれない。この悔しい気持ちが満たされる日まで、こころおきなく自分の表現したいことを自由に描けるその日まで、少しずつでもいい、ゆっくりでもいいから、より良いものを目指して書き続けるつもりだ。

天才じゃない。だからこそ書き続けよう。