親愛なる誰かさんへ。

日常、雑念、世界。

あいさつ

今日はどんな1日だったかな
いいことがひとつでもあったならうれしい

電車のなかから夕焼けが見えたよ

青とオレンジのグラデーションが綺麗で

君も見てるかなって考えてた

あなたがこの世界のどこかで

生きてくれていてなんだかうれしい

 

昨日は

自分が幸せだと思えば思うほど

侘しくて苦しくて叫びだしたくなるような

意味のわからない怒りに飲み込まれそうだった

だけど君がいつか言ってたでしょ

人間の根源は怒りだよって

怒ることさえ忘れたらもう君は君じゃないよって

それを思い出したから

わたしは1人の部屋で怒りながらちょっと笑った

怒ってる自分が嬉しかった

 

夕焼けはすっかり暗くなったけど

見えないからって消えたわけじゃないよ

なくなったわけじゃないよって私は

いつかの暑い夏の日に君にそう言ってみせたね

いつのまにか

誰かに言われたことばより

自分が言ったことばが

深く刻まれてる気がする

 

きみの言葉はすべて覚えてたいって思うけれど

いつのまにかきみの言葉が私に融けてた

 

どんなに旅をしても 結局帰ってくる場所って

心のなかにもあるでしょう

大好きなバンドの音楽が

わたしを呼んでいるみたいに

近くで聞こえている

いつか君にも聞かせたい

きっとわかってくれるでしょ

君と一緒に

ことばにならない熱を感じたい

 

わたしからの長いあいさつ、

受け取ってくれてありがとう

ハルカトミユキのContinueを聴きながら

きょうはお別れ

またはやく会えますように

じゃあまたね。